旅の準備訪問予定国の入出国に関する情報

事前にできるだけ調べとこうと思ったけど、行ってからでないと分らん事も多そうだ。

旅行前の情報ソースは主に政府観光局(及びそのWEBページ)や大使館、またガイドブックや各種文献は梅田のトラベルラウンジ(ハービスプラザ3階)や東京八重洲のJTB旅の図書館(鉄鋼ビルB1階)で閲覧した。あとインターネットを通じて海外ツーリング経験者などに問い合わせた。またビザ情報は主にマップツアーから、カルネ情報はJAFより入手した(カルネについてはあくまでも一般車用であり、レース車持ち込みの場合はあてはまりません)。
黒字で書かれた内容は私が旅をするための事前情報として1999年後半に収集したものです。そして、赤字で書いているのが旅行終了後に追加書きこみしたもの。この種の情報は各国の情勢によって十分変わり得る事をご理解のうえ、ご覧ください。

・国名リンクからは主に日本語で書かれた各国の在日大使館、政府観光局のサイトへジャンプします。
それ以外のところはここから検索できます → 政府観光局の検索大使館の検索、外務省の在外公館リスト

注:赤字で書いているものは、旅行終了後に追加書きこみしたものです!


西欧・北欧
バルト三国・中欧・バルカン諸国

中東・南アジア
東南アジア

西欧・北欧
ビザ カルネ
使用
自動車
保険
特記事項
フランス 3M 不要 グリーンカード 基本的に、西欧、北欧の陸路国境ではノーチェックだし人もいない。
スペイン 3M グリーンカード
ポルトガル 90D 不要 グリーンカード 日本大使館
モロッコ 3M グリーンカード Algessciras(S)→タンジェかセウタ行きフェリー
イタリア 3M 不要 グリーンカード 運転マナー極端に悪し要注意
スイス 3M 不要 グリーンカード
リヒテンシュタイン × グリーンカード オーストリアとの国境で簡単なパスポートチェックがある
オーストリア 6M 不要 グリーンカード 日本大使館
ドイツ 3M 不要 グリーンカード 日本大使館 
ルクセンブルグ 3M 不要 グリーンカード
ベルギー 3M 不要 グリーンカード
オランダ 3M グリーンカード
イギリス 6M 不要 グリーンカード カルネを提示すると問題となることがある
ドーバーからフェリー入国の際、しつっこく質問されてむかついた。
日本大使館 在エディンバラ総領事館
アイルランド 3M 不要 グリーンカード 日本大使館
グリーンカードが期限切れになったので、ダブリンで買おうと思ったがなかった。
デンマーク 3M 不要 グリーンカード 滞在期間は北欧5ヶ国合わせて3ヶ月以内 日本大使館
スウェーデン 3M 不要 グリーンカード 滞在期間は北欧5ヶ国合わせて3ヶ月以内
ノルウェー 3M 不要 グリーンカード 滞在期間は北欧5ヶ国合わせて3ヶ月以内
フィンランド 3M 不要 グリーンカード 滞在期間は北欧5ヶ国合わせて3ヶ月以内



バルト三国・中欧・バルカン諸国
ビザ カルネ 強制保険 特記事項
ロシア 有効
トランジットビザは簡単に取れそうだが72時間以内の有効期間。ツーリストビザは現地旅行会社からの予約確認のテレックスか旅行代理店作成のバウチャーが必要。またフィンランドやバルト3国では旅行代理店を通じてバウチャー等の必要ない「普通入出国ビザ」が入手できる(ロシア側受入機関から形式的なInvitationを発行してもらう)
・また「非エイズ証明書」も必要らしい
エストニア 3M × 必要 グリーンカードを所持していない場合、一カ国だけに通用する短期保険を国境で強制的に買わされる(数百円)
ラトビア 3M? × 必要 グリーンカードを所持していない場合、一カ国だけに通用する短期保険を国境で強制的に買わされる(数百円)
リトアニア 90D × 必要 グリーンカードを所持していない場合、一カ国だけに通用する短期保険を国境で強制的に買わされる(数百円)
ベラルーシ ビザ取得の手続きはロシアに似ている。マップツアーによるとビザ不要らしいが・・・
大使館03-3584-8054
ウクライナ ビザ取得の手続きはロシアに似ている。マップツアーによるとビザ不要らしいが・・・
大使館03-3473-5715
ポーランド 90D 不要 グリーンカード ビザに申告した滞在期間は一日もずらしてくれない(厳しい)
チェコ国境(Cieszyn)でのグリーンカードチェック厳しい。ここで値打ちのあるグリーンカードを売っている。(安い、期限設定自由、友好国はほぼ全欧州+イラン、トルコ、モロッコなど)
日本大使館
チェコ 90D 不要 グリーンカード 98.8よりビザ免除 日本大使館
スロバキア 不要 グリーンカード 陸路入国→オソブニー桟橋、ウイーン。滞在可能日数は30日以内。
ポーランド側からビザなしで通過させてれと頼んだが当然断られた
ハンガリー 90D 不要 グリーンカード 97.6よりビザ免除。 国境ほぼノーチェック
ルーマニア 不要 グリーンカード さほど難しくない。滞在可能日数は60日以内
ブルガリア 30D 不要 グリーンカード ・カルネの提示を求められる事もある。
空港、国境でのビザ取得は新「外国人法」により不可。
ルーマニアの在外大使館調べておく
マケド二ア 3M 不要
アルバニア × バイク持込みは事前許可が必要
ユーゴスラビア 3M 不要 コソボ自治州はかなり厳重な警備体制となる
ボスニア 3M ?
陸路国境は複数ルートがあるが、チェックが厳しそうだ。→実際は、それほど厳しくなく拍子抜け
比較的安全なのはサラエボ、モスタル、ゼニツァ、ツズラ、セルビア人共和国(RS)のバニャルカ程度。サラエボは難民やロマ族の流入もあり、人口増加中
クロアチア 90D × 入国審査でグリーンカードチェックあり。「日本で買ったグリーンカードを出せ」とわけのわからんいちゃもんをつけられた。
スロベニア 3M 不要 グリーンカード
or短期保険加入。
短期保険は15日間有効で52DM、30日間有効で75DM
ギリシャ 3M グリーンカード ブリンディシ(伊)−バトラ(ギ)間フェリー(アドリアティカラインズ)
・トルコへの出国時(ヒオス島)、「EUには連続して3ヶ月間しか滞在してはいけない。お前は違法滞在している。今回は特別に許してやるが二度とEUに戻ってくるな」と係官に言われた。必死に頼み込んでEUに入れてもらったくせにえらそうに言うなっちゅうんじゃ!
・ヒオス島からトルコのイズミールに向かうフェリーは馬鹿高い(23,000ドラクマ)


中東・南アジア
ビザ カルネ 保険 特記事項
トルコ 3M 不要 グリーンカード ・イズミールから入国の時、確か手数料10ドルほどとられた。
・東部はやたら検問が多い

・狂犬病の犬に注意(東部トルコ+西イラン)。 日本大使館
・Dogubayazitあたりからイランへ→このあたりガキどもの投石が多く要注意
シリア ・旅券にイスラエル及びイスラエルと国境を接する地点にある隣国の陸路出入国記録があると査証は発給されない(エジプトのラフハ、タバ。ヨルダンのアカバ、アレンビー橋、シェイフフセイン橋等)。査証申請に英文誓約書。
・帰国後の所在地証明を必ず取得すべし
レバノン ・旅券にイスラエルの査証または出入国記録があると入国できない。
・英文の日程表が必要 日本大使館。 残存有効期間が1年以上ないとだめ
ヨルダン バイク帯同での滞在期限は2週間
・査証欄余白は見開き2ページ必要
イスラエル 3M × グリーンカード ヨルダン-イスラエル間イミグレでは頼めば別紙にスタンプを押してくれる
エジプト グリーンカード ・バイク持込みに対して手数料を要求されることもある
・ビザは現地にて取得可。
イラン 不要 ・カルネなしの場合車両価格の3倍の保証金が必要となる。
・次に入国する国のビザを先に取得しておく必要あり
・イスラエル入出国のスタンプがあっても問題無い
・現在トルコ−イランの陸路はギュブラックとBazarganのみ
・ビザ取得に手間がかかる。ただ一旦とってしまえばイラン国内での延長は容易
(Tabriz外国人登録所で一ヶ月のextension可。96年情報)
・時々$100以上の"road tax"なるものを要求される
・トルコでビザ取得す場合、イスタンブールやアンカラでは10日ほどかかるが、エルズルムの領事館では3週間のツーリストビザが3日で取得できた。田舎だからヒマなのだろう。50ドル
・トルコ〜イラン間の出入国は手続きがかなり煩雑。覚悟すべし
パキスタン 不要 ・イラン-パキスタンの陸路越えはZahedomザヘダン〜Taftanのみ
・ビザはイラン入国前に(トルコで)取っておく。無料
・イラン〜パキスタン間の入国審査た大変スムーズ

・トランジットビザはシングルで2週間
・Quetta〜Peshawar間(アフガン国境沿い)は政府掌握外(トライバルエリア)。危険
・Baluchistan(特にShin地方)は山賊出没。夜間走行は避ける
・ホモ多し注意 日本大使館
ラホール〜イスラマバード間の高速道路はバイク不可。知らずに乗ってしまい、ゲートの係りに頼み込んだが当然通してくれなかった。
・多くの橋は有料だが、バイクはフリーパスである。
インド 不要 ・観光ビザ3ヶ月と6ヶ月。日本大使館の推薦状が必要。イスラマバードで取得→正月休みが重なり、1週間ほどかかった
・印パ間はラホール⇔アムリサル間Waga国境
・帰国後の所在地証明を必ず取得すべし
・査証欄余白は見開き2ページ必要
ネパール 不要 ・カルネ裏面の有効国の中には記載はないが、カルネ使用可→カルネ使用された
・インド・ネパール間の陸路国境は3ヶ所。
・ネパールのツーリストビザは陸路の入国ポイントで取得可。→インドとのバンバサ国境で取得。60日シングル32ドル。掘っ立て小屋みたいなところが事務所なので見過ごさないように!
・タイその他の第三国へバイクを送るためのカーゴ会社はネパールのタミル地区に腐るほどあるので心配なし

ブータン × ・ビザ取得に2ヶ月かかる。バイク一時持込みも不可。


東南アジア
ビザ カルネ 保険 特記事項
タイ 30D × 不要 ・バイク持込みには現地での現金供託か、現地銀行の保証書の提出で持込みができる
・タイ〜マレーシア間陸路国境は4ヶ所。Pengkalan Kubor〜Ban Tabu間のみ渡し舟で越える
・タイ〜カンボジア間陸路は現在アランヤプラテートのみ
・タイでカンボジア、ベトナム、ラオスのビザを取っておくのが無難。
・陸路入国の場合、形式的にはビザが必要となっている。
・ドンムアン空港でのバイク受取りは、現地に請負業者がいるので、任せた方が無難。自分でやろうとなると、言葉の問題もありかなり時間がかかると思う。また、タイはカルネには加入していないが、入国の際一応チェックされる。
・また陸路の国境でカルネを提出すれば実際に使用される。ただ、カルネがなくても別の書類(車両情報を記入した青字の紙)があり、それに必要事項を記入すれば出入国できる(有効期間1ヶ月)
カンボジア × 不要 ・JAF資料ではバイク一時持込み不可とあるが入れるかも→問題なく入れた(アランヤプラテートより)
・カルネは本来必要ないが、入国の際に見せるとなぜか使用される。一度期限切れのカルネを提出してみたが、何の問題もなく使用された。

・陸路入国の場合はベトナムのビザ入国地点が「Moc Bai」になっているか確認の事。カンボジア国内でベトナムビザが取れるのはプノンペンのベトナム大使館のみ
・地雷注意 ・滞在可能期間30日
ベトナム × 不要 ・ベトナム〜ラオス間は現在Lao-Bao(ベ)〜Savannakhet(ラ)のみ
・JAF資料ではバイク一時持込み不可とあるが、しつこく攻めれば入れるようだ→Lao-Baoの北方に新しい陸路国境ができた。そこからバイクを持ち込んだライダーが数人いる。ただし私は越えていない。しかし本来は不可なので、いづれ通過できなくなると思われる。
・国内にはスクーター以外のバイクは皆無なので、仮にバイク持込入国できてもかなり目立つかも。
ラオス × 不要 ・JAF資料ではバイク一時持込み不可とあるが入れるだろう→問題なく入れた。バイク登録証の裏にスタンプを押される。
・ラオス〜タイ間陸路は現在5ヶ所あるが、Friendship Bridge(Vientien〜Nong Khai)以外はほとんど渡し舟。
→私はウボンラチャターニ〜パクセ国境から入国。これは陸路だった。出国時はフェイサイ〜チェンコン国境を使った。これは渡し舟。徒歩の人が使う船着場ではないので注意(1キロほど離れている)。渡し賃は人車コミで200バーツ
・ラオスのルアンナムタからフェイサイまでは道は以前よりは良くなっているものの山中のダートで、途中は宿泊所などはないから、出発時間に気をつけること。私は途中で日没となり、近所の村の小学校の教室に泊めて貰った。
・査証欄余白は見開き2ページ必要
ミャンマー × 基本的に陸路出入国は不可。但しメーサイ(タ)〜タチレク(ミ)間は正式入国ではないのでビザ不要で短期間滞在可
・タイのメーサイ、メーソットから一時入国し、タイの滞在延長を図ることができる。一時入国料はメーソットで20ドル
マレーシア 3M 出国はJohor Bahruより 日本大使館
シンガポール 2W 滞在期間は現地にて最大3ヶ月まで延長可能。 日本大使館
フィリピン 21D × ・バイク持込みには事前許可が必要。マップツアー情報では必要ないらしい。
・'99/6よりフィリピン入国時に書類不備等があると50,000ペソの罰金が科せられる。
・片道航空券での無査証入国は一切不可。往復券か第三国へ抜けるチケットが必要。
台湾 14D × ・原則として国際免許では走れない
・往復航空券か第三国へ抜けるチケットが必要。桃園中正国際空港、高雄国際空港、基隆港、高雄港、台中港、花蓮港からの入国に限る。