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タイ Thailand
チェンコンの再会
ラオスのフェイサイからバイクもろとも渡し舟に乗り込みメコンを渡河(渡し賃200バーツ)する。対岸はタイのチェンコンChiang Khong。税関でバイクの申告をして、迷わずリムコンゲストハウスに向かった。このゲストハウスは2年前にも数日間泊まっており、マネージャのタッチはじめ家族のみんなとの再会を楽しみにしていたわけだ。
リムコンG.H.のスタッフ達と
(2001年4月28日)
彼らはこっちのことをよく覚えてくれており、今回も5日間の滞在中、至れり尽くせりの大歓待を受けたのであった。昼間は彼らのファーム内の釣堀で釣り三昧、夜は釣ってきた魚を奥さんのラーが料理してくれ、連夜の宴会。タッチの弟のビーと彼女も毎晩遊びに来てくれ、にぎやかな日々を過ごす事となった。それにしても釣りやメシなどはすべて無料、そして宿泊代は一日たったの70バーツ(約200円)。いくら物価の安いタイでもこんなので割りに合うはずがない。チェックアウトの時、たくさん目には渡したが、こんなに気前のよい事で経営の方は大丈夫なのかと要らぬ心配をしてしまうのであった。
(左)写真左のおじさんの病気全快後の儀式
(右)儀式後、離れの小屋で宴会
(2001年4月25日)
チェンコンの町は二年前と比べ大きく変わった。目抜き通りは舗装され、商店や宿の数も飛躍的に増えていた。ひなびた田舎町という印象が、今は立派な国境の玄関口となっている。小さい頃、田舎だった自分の家の周りがどんどんと開発されていく光景を思い出す。のどかな景色が姿を消してゆくのは(特に旅行者にとっては)寂しいことではあるが、それはタイが豊かになっている事の証でもあるのだろう。
(左)釣った魚を奥さんのラーが料理してくれた
(右)ブタ小屋の脇では子豚がまるごと茹でられていた
タッチの釣堀では魚がいっぱい釣れた。それを奥さんのラーが料理してくれるのだが、それがまたうまかった。淡水魚だから臭みを消すのがポイント。彼女は煮物にはしょうがやレモンなどを一緒に煮込んで、揚げ物には特製タレによってうまく臭みを消していた。俺は二日目の釣りで大量に釣ったナマズ(日本のとはちょっと種類が違ったけど)を炭火網に乗せ、日本風かば焼にして食卓に出してみた。手持ちの材料でタレを作って何回も付け焼きしたのだが、どうしても臭みは残った。まあでも悪くはなかったので、タッチや家族にも食わせてやったら、「うまい」とは言ったものの、二口目はなかった。やはり地元の食材は地元の味付けがいちばん適っているのだと思った。
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